山間のオートスワップミート | 人種のルツボでカリフォルニア生活

山間のオートスワップミート

 s1  あらら、何だか寂しい会場。車で1時間40分、サンディエゴ郡にあるGrossmont 短期大学で行われたオートスワップミートが昨日の目的地。その気温32℃。山の中、日傘を差しながら乾いた熱風に吹かれて、なんとも気持ちが良い。学校のだだっ広い駐車場を利用しての会場は、ブースの数が50ほどで、そのスペースをもてあましているようである。

 ここで売られている物は、ボンネットを開けてその中のどこかに使われてるんだろうな、と思われる古い車のパーツやとにかく車の1部の物が中心。その他には、様々な車マガジンを扱うお店、ミニカー屋さん、新品のカーパーツを販売するお店、などがテントの下、商品を広げている。

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 片隅で見つけた、まるで馬車のような車。1913年、フォード社製である。両サイドにガス灯のようなランプが2つ。タイヤは細いんだな。さあ、バスケットを取りつけ、いざピクニックに出発、そんな感じ。ミュージアムなどに展示されているならともかく、こんな炎天下の下で見られてちょっと感動。

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 暑い、とにかく暑い。フィアンセは30年代のトラックを自分で作るんだ!を目標に、オイルに塗れたエンジンパーツ探しに夢中だ。プラモデル感覚なのかな。のんきにそんな事を考えながら、ふと目線を感じた。店番をするご主人様の車の下で、日影で涼むハスキー犬。そして見詰め合う私達。

(お互い、彼の行く所っていつも暑いね。)

ニッコリ笑った気がした。


           
               7月26日 00:15