思いでの揚げ耳パン
思いでの揚げ耳パン。私がまだ小さく幼かった頃、よく母が作ってくれた甘いお菓子。私は母の手元に飛びついて、
「もう1つ、もう1つ!」
と催促したっけ。
今日、それを自分で作ってみる事にした。冷凍庫に取っておいた沢山のパンの耳。油で揚げて黒砂糖をまぶしただけの簡単なおやつ。作っている間に思い出す、幼かった頃の明るい台所での母との思いで。私にとって特別な揚げ耳パン。
5月も始まってすぐの子供の日、弟が婚約した。10年も付き合っていた彼女ともう1歩、2人の未来に踏み出した。
フィアンセがもぐもぐと私の作った揚げ耳パンを次々と平らげていく。おいしい、おいしいと平らげていく。それを満足げに見つめる私。弟、あの子も彼女にこの揚げパンを作ってもらったら、私みたいに母の事を思い出すのかな。
5月23日 23:07
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