ミニカーのエキスポにて | 人種のルツボでカリフォルニア生活

ミニカーのエキスポにて

5.23.05行列  暑い、暑すぎる。朝9時というのに既に気温は30℃に届こうとしていた。ここは家からバスで30分ほどの所にあり、ディズニーランドの南向かいに面したアナハイム コンベンション センター である。

「皆さん、どうぞ日焼けを楽しんでください!」

と言う係員の無責任な言葉で私達は外に並ばされた。ラジコン&ミニカーのエキスポ、入場開始前30分である。このエキスポはインドアと聞いていたのに、ここに集まった人達は皆、まさか外に出されるとは考えていなかった事であろう。誰1人帽子を被っている人が居ないのだ。じりじりと肌に太陽の日差しが突き刺さる。見る見る赤く肌が染まっていく白人の人達。可哀想。私は、フィアンセがTシャツの上に着ていた黒いワークシャツを貸してもらい、それを頭からすっぽりと被って日差しから逃れ耐えることにした。


 そしていよいよ開場。5.23.05京商
すぐ目の前にラジコンボート用の池が広がり、その横に陣取った輝くブース。

「小さい頃、ここのラジコンよく買ってた。」

と懐かしむ彼が教えてくれた、ラジコンの世界で有名な日本の大企業、KYOSHO(京商)が大きな看板を掲げていた。
 私達は素早くラジコン5.23.05ラジコン のセクションを通り抜け、彼の趣味であるミニカーのセクションへと急いだ。

 会場の片隅に設けられた、彼がコレクションをしているミニカー会社のブースへと一直線。そのかいあってか、とても珍しいと彼が豪語するミニカーを手に入れる事に成功した。
 そして私達はこの5.23.05サイオン
イベントに参加している、という楽しみも手伝ってかトヨタ・サイオン(日本ではbB)のラジコンが当たると言う抽選にも応募した。後日メールで発表と言う事だが、今から楽しみである。


5.23.05モデル  ふと見ると、若い人達 からおじいさんまで多くの男性達がデレっとした表情で行列を作っている。その先頭にはキラキラしたキャンペーンガールらしき2人の女性がサイン会を行っているところだった。自分達のポスターにサインして渡してくれるようだ。フィアンセは、と見ると既に列に並んでいるではないか。周りを見まわすと、列に並んだ彼氏や旦那さんを待つ彼女や奥さん達であろうか、その様子を腕を組んで眺めている女性がちらほら。何となく共感でき、私は心の中でクスッと微笑んだ。


 いろいろと見て周り、実車のカスタムカーで有名なデザイナーとも彼は肩を組んで写真を撮る事が出来、そして終始ご満悦なフィアンセ。私はというと・・・彼と付き合い始めて早6年、フィアンセの最大の趣味であるアメリカの古い車、いつの間にやら私も好きになっていた。ミニカーの面白さもこの頃分かってきたところだ。パートナーによって自分の人生における影響力は、大きい。


 
             5月22日 17:35